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ヒメアリ属

Monomorium


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学 名

Monomorium

原著論文

Mayr, G. (1855) Formicina austriaca. Beschreibung der bisher im 嘖terreichischen Kaiserstaate aufgefundenen Ameisen nebst Hinzuf殀ung jener in Deutschland, in der Schweiz und in Italien vorkommenden Ameisen. Verhandlungen des Zoologisch-Botanischen Vereins in Wien 5: 273-478.

解 説

体長1.5〜4 mmの小型のアリ.大あごは3〜5本 (多くの種では4本) の歯をもつ.頭盾前縁中央は多少とも突出し,1本の顕著な毛をもつ.複眼は種により異なるが,少なくとも欠失することはない.後頭隆起縁は不明瞭.触角は一般に12節であるが,まれに10もしくは11節の種もある (日本産はすべて12節).触角こん棒部は通常先端の3節からなり,まれに不明瞭な場合もあるが,2節からなることはない.前中胸は融合し,あまり隆起しない.後胸溝の発達の程度は種により異なる.前伸腹節刺はないが,種によっては背面後方は角ばることもある.腹柄節下部突起は小さいかまたは不明瞭.
トフシアリ属 Solenopsis やカレバラアリ属 Carebara の小型働きアリに類似するが,ヒメアリ属では触角こん棒部が2節からなることはなく,頭盾前縁中央に1本の毛をもつことで区別される.
一般に野外では植物体の空隙,石下などに営巣し,しばしば花蜜にも訪れる.種によっては家屋内の隙間に営巣し,食品や昆虫標本などを加害する場合もある.
種数は多く,300種以上からなり,汎世界的に分布するが,大部分はエチオピア区に産する.日本からは9種が区別される.

担当者

緒方一夫・寺山 守