2003年英語版に ジャンプします。
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シワヒメアリ
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Monomorium latinode |
原著論文
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Mayr, G. (1872) Formicidae Borneenses collectae a J. Doria et O. Beccari in territorio Sarawak annis 1865-1867. Annali del Museo Civico di Storia Naturale di Genova 2: 133-155.
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解 説
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体長3 mm.ヒメアリ属の中では大型種.体色は腹部を除き黄褐色から赤褐色,腹部は黒褐色.複眼は大きく20個前後の個眼よりなる.大あごの歯は5本.頭盾には1対の縦走隆起線をもつ.後胸溝は背面で浅い.前伸腹節後背縁は角ばる.腹柄節腹縁は多少とも湾曲する.後腹柄節の幅は長さの1.4倍.中胸側面および前伸腹節側面には細かいしわが縦走し,前伸腹節背面では横断するしわをもつ.
大きさ,体色などミゾヒメアリに類似するが,本種の大あごの歯は5本である点や後胸溝は背面で浅い点などで区別される.
汎熱帯・亜熱帯に分布するが,東洋区が起源とされる.南西諸島ではまれ.
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