|
アリジゴクってなに? |
|||||||||||
アリジゴクという虫の名前を,きいたことがありますか.アリジゴクは,ウスバカゲロウの幼虫で,アリにとって,とてもおそろしいてきです.アリジゴクは,すなにすりばちのようなあなをつくり,あなのそこにかくれています.そして,あしをすべらせてあなにおちたアリをつかまえ,体えきをすってしまいます.
アリには,このほかにも,たくさんのてきがいます. |
|||||||||||
アリジゴクにおちたアリ.はいあがろうとしてもすながくずれて,はいあがることができません. | |||||||||||
アリジゴクのほかにも,アリをつかまえてたべる虫は,とてもたくさんいます.クモは,その代表でしょう.
また,鳥もよくアリをたべます.交尾のためにとぶおすアリやめすアリは,よく鳥にたべられますし,アリスイなどのキツツキのなかまは,行列しているハタラキアリをよくたべます. ヒグマやツキノワグマは,エゾアカヤマアリFormica yessensisのアリづか(ちいさい山のようになった巣)をこわして,前あしにのぼってくるアリをたべるようです. アリはとてもちいさな生物ですから,てきがたくさんいるのです. |
|||||||||||
アリスイは,よくのびるながいしたを木の皮のさけめなどにさしこみ,アリなどをとってたべます. | |||||||||||
アリがキノコになる? |
|
||||||||||
アリの体にはえるキノコがあるのを,しっていますか.アリタケというキノコは,よわったアリの体にくっついて,そだっていきます.このキノコは,アリの体から養分をすいとっておおきくなり,キノコをつくります.アリは,だんだんとよわって,ついにはしんでしまいます. | |||||||||||
アリタケは,よわったアリにくっついてそだちます |