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アリの体はどうなっている? |
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アリは,わたくしたちの目にふれることのたいへんおおいこん虫です.みなさんはアリの体をしらべてみたことがありますか? アリはとてもちいさいので,目や口など,こまかい体のつくりがどうなっているのか,ちょっとみただけでは,よくわかりません.虫メガネをつかって,どんなつくりになっているかをしらべてみましょう. |
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触角のていれをしているクロオオアリ.触角は,においやあじをたしかめるやくめをします |
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アリは,ミツバチやスズメバチなどのハチとよくにた体のつくりをしています.ハチには羽がありますが,ほとんどのアリには羽がありません(十四ページ).アリは,土のなかや,かれえだのなかに,トンネルをほってくらすため,羽がひつようでないので,なくなってしまったのかもしれません. アリとよくにた虫は,シロアリやアリグモ*など,たくさんいます.けれども,体のつくりがちがっています.アリの体には,胸と腹のあいだにでっぱり(腹柄節petioleといいます)があるのが特ちょうです. *クモはあしが八本あるのでこん虫ではありません |
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アリににている虫はたくさんいます.シロアリ(右上),ミカドアリバチ(右下),アリガタハネカクシ(左上),アリグモ(左下)は,ほんとうにアリとよくにています | |||