family

アリ科

subfamily

ヤマアリ亜科


下位のタクソン

クロコツブアリ


ITIS

 

Brachymyrmex

Hymenoptera On-Line

 

Brachymyrmex

FORMIS

 

Brachymyrmex


English
2003年英語版に
ジャンプします。

コツブアリ属

Brachymyrmex


表示モード

形態比較
学 名

Brachymyrmex

原著論文

Mayr, G. (1868) Formicidae novae Americanae collectae a Prof. P. de Strobel. Annuario della Societa` dei Naturalisti e Matematici, Modena, 3: 161-178.

シノニム

Brachymyrmex Mayr, 1868.
コツブアリ属:吉村ら, 2008

コビトアリ属 : 辻&松本, 1997.

解 説

 ヤマアリ亜科の中では体の小さなグループ。小あごひげが6節、下唇ひげが4節。触角節数が9節であることが最大の特徴で、日本産ではこれによってヤマアリ亜科内の他の属と見分けることが出来る。鞭節の先端に棍棒部を形成することはない。触角の挿入部は頭盾後端にかかる。複眼は比較的よく発達する。大あごは三角形状で咀嚼縁には歯を有する。胸部や腹柄節、前伸腹節に刺や突起などはない。日本分布種では腹柄節は鱗片状だが非常に低く、前方に傾いており、横から見て背方が急激に狭まる。膨腹部第一節は腹柄節に覆い被さる。
 現在世界で約60の種および亜種が記載されており、そのほとんどが新熱帯に分布する種だが、いくつかの種は北米などにも分布を広げている。

 村上(2002)により神戸市ポートアイランドから報告された。貿易に伴い国外から侵入したと思われる。


文 献
  • 辻 和希 & 松本 忠夫 (訳), Hölldobler B., Wilson E.O. (著)(1997) 蟻の自然史. 朝日新聞社, 東京.
  • 村上協三(2002)神戸市ポートアイランドで観察される外来アリ. 蟻, 26: 45-46.
  • 吉村 正志, 久保田 政雄, 小野山 敬一 & 緒方 一夫 (2008) 日本産蟻類データベース2003年版以降の変更点. 蟻, 31.
担当者

吉村正志