リュウキュウアシナガアリ

学　名

Aphaenogaster concolor

Watanabe, H. & Yamane, S. (1999) New species and new status in the genus Aphaenogaster (Formicidae) from Japan. In: Identification Guide to the Aculeata of the Nansei Islands, pp. 730-731, Hokkaido Univ. Press, Sapporo.

体長4.5〜6 mm。頭部，胸部は褐色から淡色褐色で，腹部は暗褐色から黒褐色，脚は黄褐色。体形はアシナガアリ，エラブアシナガアリに似るが，前胸背板背面はしわと点刻でおおわれること，肩部には強いしわがあり角ばることで区別できる。クメジマアシナガアリ，イクビアシナガアリ，ヒメアシナガアリとは，頭盾に縦しわがある，前中胸縫合線は中胸気門より下方で明瞭である，中胸側板は平行な隆起線と点刻でおおわれる，体色が比較的明るいなどの点で共通点をもつ。染色体は2n=30。
林縁，林内の土中，倒木中，生木のうろ中などに営巣する。

南西諸島（沖永良部島，沖縄島）