ヒヨワアメイロアリ

学　名

Paratrechina otome

Terayama, M. (1999) Taxonomic studies of the Japanese Formicidae, part 5. Genus Paratrechina Motschoulsky. Memoirs of the Myrmecological Society of Japan 1: 49-64.

体長1.5〜2 mm。頭部と胸部側面は薄い褐色。触角，胸部背面，腹柄節，脚は褐色がかった白色。腹部は褐色。大あごには6歯を備える。触角柄節は頭部後縁を柄節の長さの半分程度越える。柄節上には立毛を欠く。複眼は比較的小さく，その長さは頭長の1/4より短い。単眼は3つとも明瞭。胸部はやや細長い。後胸溝背面はくぼむ。頭部と腹部の剛毛は，ヒゲナガアメイロアリよりも短くてまばらである。中胸背板に1対の剛毛がある。前伸腹節には剛毛はない。後脚の腿節と脛節には剛毛を欠く。皮膚はきわめて弱い。
ヒゲナガアメイロアリやヤンバルアメイロアリに似るが，ヒゲナガアメイロアリとは触角柄節がより短いことや中胸背に3対の立毛をもつことで区別され，ヤンバルアメイロアリとは体色が異なることで容易に区別される。草地や林縁で見られる。　

南西諸島（石垣島，西表島）