2003年英語版に ジャンプします。
|
イツツバアリ
|
Acropyga nipponensis |
原著論文
|
|
Terayama, M. (1985b) Two new species of the genus Acropyga from Taiwan and Japan. Konty? 53: 284-289.
|
解 説
|
|
体長2 mm,淡黄色の種。頭部は幅よりも長さの方が多少長い四角形。大あごは3角形で5歯を持つ。末端の4歯は尖り,基方の1歯は他の4歯から多少とも離れ,大きく,先端が平らになる。眼は小さく,1〜2個の個眼からなる。PFは2,3。触角は11節からなり,触角柄節は頭部後縁に達しない。側方から見て前胸から中胸にかけての胸部背縁は弧をえがき,前伸腹節も弧をえがく。腹柄節は前種に比べ薄く高い。
照葉樹林の林床の石下や倒木の下,あるいは土中に営巣する。巣中にはシズクアリノタカラカイガラムシ(Eumyrmococcus nipponensis) が見いだされ,アリはこのカイガラムシの分泌物を食物としているようである (Terayama, 1985, 1986)。
|
|
分 布
|
|
本州(伊豆諸島御蔵島),四国,九州,屋久島,南西諸島
|
|
文 献
|
|
- Terayama, M. (1985). Two new species of the genus Acropyga (Hymenoptera, Formicidae) from Taiwan and Japan. . Kontyu, 53, 284-289.
- Terayama, M. (1986). A new species of the anomalous ant-attended mealybug genus Eumyrmococcus (Homoptera, Pseudococcidae) from Japan. . Kontyu, 54, 509-512.
- Two new species of the genus Acropyga from Taiwan and Japan. Konty? 53: 284-289.
|
|