2003年英語版に ジャンプします。
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原著論文
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Forel, A. (1912) H. Sauter's Formosa-Ausbeute: Formicidae. Entomologische Mitteilungen 1: 45-81.
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解 説
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体長2〜2.5 mmの黄色の種。頭部は正面から見てほぼ正方形,大あごに発達した3歯を持つ。触角は11節からなり,触角柄節の先端は頭部後縁に達する。眼は小さく1個の個眼からなる。側方から見て前胸から中胸にかけての胸部背縁は緩やかな弧をえがき,前伸腹節も弧をえがく。胸部背面に多数の短立毛が密生する。
結婚飛行は3月下旬から6月にかけて行われ,この時雌アリはアリノタカラカイガラムシ (Eumyrmococcus smithi) 1頭を大あごでくわえて飛翔することが観察されている (上, 1928,1933;寺西,1929)。比較的日当りのよい草地や林縁の土中,石下などに営巣する。
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分 布
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本州(太平洋岸),四国,九州,南西諸島;台湾,中国南部
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文 献
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- Uye, T. (1928). Arinotakara: a coccid, the treasure of the ant. Insects World, 32, 77-79.
- Uye, T. (1933). A stock raising ant. . Entomological World, 1, 602-608. .
- Teranishi, C. (1929a. ). Japanese ants, their behavior and distribution (I). . Zool. Mag. Tokyo, 41, 239-251. .
- H. Sauter's Formosa-Ausbeute: Formicidae. Entomologische Mitteilungen 1: 45-81.
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