family

アリ科

subfamily

カタアリ亜科

genus

コヌカアリ属


ITIS

 

genus of Tapinoma sp.3

Hymenoptera On-Line

 

Tapinoma

FORMIS

 

genus of Tapinoma sp.3


English
2003年英語版に
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コヌカアリ

Tapinoma sp.3


学 名

Tapinoma sp.3

シノニム

キイロコヌカアリ (寺西, 1929) , オキナワコヌカアリ (日本蟻類研究会, 1988) ,

解 説

体長1.5 mm 弱。体色は淡黄色から黄色。小型種で,触角柄節は短く,頭部後縁にちょうど達する程度。頭盾前縁中央部はほとんど直線状。触角べん節第1節は,第2節と3節を合わせた長さよりも短い。複眼はアワテコヌカアリよりも小さく,長軸上では6列前後の個眼が並ぶ。胸部に立毛はない。
かつてT. indicum の学名が適用されていたが,模式標本とくらべたところ,体の大きさ,色,形態が異なるので,これとは別種である。「和名一覧」(日本蟻類研究会, 1988) では南西諸島に分布するものを“オキナワコヌカアリ sp.2”,本州から九州にかけて分布するものを“コヌカアリ sp.3”として区別したが,その後の検討の結果,別種とすべきほどの形態的差異は見出せないので,ここでは後者の和名で一括した。
中空の小枝の中や土中に営巣する。

分 布

本州(太平洋側では神奈川県以南,日本海側では京都府以南),四国,九州,屋久島,南西諸島,尖閣諸島

文 献

  • Teranishi, C. (1929a. ). Japanese ants, their behavior and distribution (I). . Zool. Mag. Tokyo, 41, 239-251. .
  • Myrmecological Society of Japan, Editorial Committee (ed.) (Ed.). (1988). A list of the ants of Japan with common Japanese names. The Myrmecological Society of Japan, Tokyo.

担当者

小野山敬一・寺山 守・吉村正志