family

アリ科

subfamily

ムカシアリ亜科


下位のタクソン

キバジュズフシアリ


ITIS

 

Anomalomyrma

Hymenoptera On-Line

 

Anomalomyrma

FORMIS

 

Anomalomyrma


English
2003年英語版に
ジャンプします。

キバジュズフシアリ属

Anomalomyrma


表示モード

形態比較
サイズ比較
(約1.5倍)
学 名

Anomalomyrma

原著論文

Bolton, B. (1990) The higher classification of the ant subfamily Leptanillinae. Systematic Entomology 15: 267-282.

解 説

大あごは,側方からみて,背方に強く隆起し,お椀型を呈する。外側には基部から溝が縦走し,内側には短く太い剛毛が密生する。先端は鋭く尖り,腹方に強く湾曲する。上唇にも数対の顕著な剛毛をもつ。頭盾は台形で,隆起し,明瞭にふちどられる。触角挿入部は裸出する。触角は12節で,柄節は頭部後縁にほぼ達し,べん節はこん棒部を形成しない。複眼は欠失する。前中胸縫合線は完全で,前・中胸背面は隆起しない。後胸溝は顕著。前伸腹節は後背部に突起をもたず,気門は比較的低い位置にある。腹柄節は柄部をもたない。働きアリでは腹柄節と後腹柄節,後腹柄節と次の腹節とは明瞭に分離する。刺針は多少とも発達する。
雌アリでは後腹柄節は次の腹節との分離は完全であるが,腹柄節とは腹面で融合する。
前述のように,本属は Taylor により設立されたようになっているが (Bolton, 1990),模式種の Anomalomyrma taylori はマレーシアのサバ州 (キナバル公園) 産の雌アリの標本1個体にもとづいて Bolton (1990) が記載したもので,変則的である。
日本には未記載の1種を産する。

文 献

  • Bolton, B. (1990). The higher classification of the ant subfamily Leptanillinae (Hymenoptera: Formicidae). Syst. Ent., 15, 267-282.

担当者

小野山敬一・緒方一夫