family

アリ科

subfamily

フタフシアリ亜科

genus

オオズアリ属


ITIS

 

Pheidole pieli

Hymenoptera On-Line

 

Pheidole pieli

FORMIS

 

Pheidole pieli


English
2003年英語版に
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ヒメオオズアリ

Pheidole pieli


学 名

Pheidole pieli

原著論文

Santschi, F. (1925) Contribution ? la faune myrm残ologique de la Chine. Bulletin de la Soci師? Vaudoise des Sciences Naturelles 56: 81-96.

シノニム

チビオオズアカアリ (岡本, 1978) , ヒメオオズアカアリ (緒方, 1981) ,

解 説

兵アリの体長3 mm,働きアリの体長1.5 mm。日本産オオズアリ属の中では最も小型種 (頭幅は兵アリで1.04 mm以下, 働きアリで0.45 mm以下)。体色は黄色から黄褐色。兵アリ,働きアリともに,前・中胸は融合して単一の隆起を形成する。兵アリの頭部は頭長と頭幅がほぼ同じ長さ。頭部腹面前縁の中央部に顕著な3本の突起を有する。働きアリでは頭部後縁は偏平で中央が多少ともくぼみ,後頭隆起縁は不明瞭。頭盾中央には縦走隆起線はなく,前胸背板側面に彫刻はなく滑らか。南西諸島の個体群では,働きアリの頭部表面の彫刻の発達が弱く,また前伸腹節刺も小さくなる傾向にある。
湿った林内の腐朽木中や土中に営巣する。働きアリ階級の個体数の上限は,鹿児島県本土で2000程度。兵アリは獲物の解体のほかに,腹部に液状餌の貯蔵をする (飯田, 私信)。

分 布

本州南岸,四国,九州,南西諸島;中国,朝鮮半島

担当者

緒方一夫・山根正気