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ツヤオオズアリ
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Pheidole megacephala |
原著論文
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Fabricius, J.C. (1793) Entomologia Systematica emendata et aucta. Secundum classes, ordines, genera, species adjectis synonimis, locis, observationibus, descriptionibus 2: 519 pp. Hafniae.
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シノニム
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Formica megacephala Fabricius (Fabricius, 1793) ,
Pheidole megacephala Roger (Roger, 1863) ,
ネッタイオオズアカアリ (楚南, 1939) ,
ツヤオオズアカアリ (緒方, 1981) ,
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解 説
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兵アリの体長3.5 mm,働きアリの体長2 mm。頭部と腹部は暗褐色,他は褐色。兵アリ頭部腹面前端には大あご挿入部付近の1対を除き,突起を欠く。働きアリ頭部後縁は丸く,後頭隆起縁は多少とも顕著。兵アリの頭部後方表面に彫刻がなく滑らかで光沢がある点,働きアリの頭部後縁は丸く前中胸背板が融合して単一の隆起を形成する点で他種と容易に区別できる。
アフリカ原産といわれるが,現在では人間の交流に伴って世界中の熱帯・亜熱帯に広がっている。日本国内では沖縄島以南に分布し,裸地,サトウキビ畑,海岸などの土中,石下,倒木下に営巣する。湊ほか (1990) は本種が仲間の死体を巣外に山状に積み上げる行動を報告しているが,それ以外に国内での生態記録はほとんどない。
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