2003年英語版に ジャンプします。
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トカラアシナガアリ
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Aphaenogaster tokarainsulana |
学 名
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Aphaenogaster tokarainsulana
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原著論文
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Watanabe, H. & Yamane, Sk. (1999) New species and new status in the genus Aphaenogaster (Formicidae) from Japan. In: Identification Guide to the Aculeata of the Nansei Islands, pp. 729-730, Hokkaido Univ. Press, Sapporo.
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解 説
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体長3〜5.5 mm。触角柄節,胸部,脚ともに比較的短い。頭部,胸部は暗赤褐色で,腹柄,脚はやや淡色,腹部は濃色になることがある。大あごはやや淡色で,触角柄節は基部から先端へと次第に淡色となり,べん節は淡赤褐色。正面から見て頭部後縁は偏平に近い。頭部はしわと点刻におおわれるが,額をおおう縦しわは後頭隆起縁に直接達せず,後頭部は不規則なしわと点刻によりくすむ。前胸背板背面は弱い横しわと不規則で表面的な彫刻におおわれ,ややくすむ。前胸背板の肩部は強いしわをもち角ばる。中胸背板はしわと点刻におおわれ,かなり隆起し前胸背板の高さを越えることがある。中胸側板は微小で密な点刻と平行に走る横しわにおおわれくすむ。腹曲げ行動をする。染色体は2n=34。
海岸部から内陸部の林縁や林内の土中,石下,朽木中に営巣する。
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文 献
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- 寺山, 1999
- Watanabe & Yamane, 1999
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