2003年英語版に ジャンプします。
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トゲナシアシナガアリ
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Aphaenogaster edentula |
学 名
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Aphaenogaster edentula
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原著論文
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Watanabe, H. & Yamane, S. (1999) New species and new status in the genus Aphaenogaster (Formicidae) from Japan. In: Identification Guide to the Aculeata of the Nansei Islands, pp. 728-729, Hokkaido Univ. Press, Sapporo.
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解 説
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体長4〜6 mm。頭部,前胸背板には軟立毛がおおく,腹部の立毛より長く密。体色は黒褐色で,脚,腹柄はより褐色味が強く,大あごは淡黒褐色,脚付節はより淡色。正面から見て頭部後縁は偏平。頭部は後頭部付近まで達する単純で疎なしわをもつが光沢はある。触角べん節の各節はややふくらんでじゅず状になり,こん棒部4節は淡色。中胸背板は中央部をのぞきしわと表面的な点刻におおわれ,かなり隆起するが前胸背板の高さを越えない。中胸側板は強い横しわとそれが分岐したしわおよび点刻におおわれる。前伸腹節刺の発達は悪く,先端は鈍く,一般に長さは基部の幅よりも短い。染色体は2n=22。
林内の土中に営巣する。小笠原諸島からのみ得られている。
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