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アシナガアリ
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Aphaenogaster famelica |
学 名
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Aphaenogaster famelica
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原著論文
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Smith, F. (1874) Descriptions of new species of Tenthredinidae, Ichneumonidae, Chrysididae, Formicidae, &c. of Japan. Transactions of the Entomological Society of London (4) 7: 373-409.
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シノニム
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Aphaenogaster famelica F. Smith (F. Smith, 1874) ,
Aphaenogaster famelica Mayr (Mayr, 1878) ,
キアリ (松村, 1898) ,
Stenamma (Aphaenogaster) famelicum Wheeler (Wheeler, 1906) ,
アシナガフタフシアリ (矢野, 1909) ,
Aphaenogaster (Attomyrma) famelica Emery (Emery, 1921) ,
キアリ (太田, 1935) ,
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解 説
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体長3.5〜8 mm。触角柄節,胸部,脚ともに比較的長い。体色は暗褐色で,頭部,腹部はやや濃色,脚は褐色。前胸背板は表面的な点刻におおわれ,やや光沢をもつものから,はっきりした点刻におおわれくすむものまで変異があり,大きな働きアリではしわをもつことがあるが,側面をおおっても背面をおおうことはない。前胸背板の肩部は角ばらない。中胸背板は点刻としわにおおわれ,やや背方にもりあがるがその程度には変異がある。前伸腹節刺は基方で太く先端は尖り,背方が直線状,腹方が大きくカーブする。
最も普通種で,東日本では平地,西日本では平地から山地までの林縁,林内の土中や石下に営巣する。腹曲げ行動は見られない。染色体数2n=34 (神奈川県丹沢; Imai, 1969)。
なお,口永良部島,トカラ列島に分布する,エラブアシナガアリA. erabu Nishizono & Yamane は本種に似るが,体色が黄褐色,前伸腹節刺が細長い,腹曲げ行動をする点で区別できる。林縁,林内の土中,石下に営巣する。
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分 布
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北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島,四国,九州,壱岐,対馬,黒島,種子島,屋久島 ;中国
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文 献
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- 渡辺・山根(1992)
- 西園・山根(1990)
- 寺山(1999)
- Ymane, 1996
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