family

アリ科

subfamily

フタフシアリ亜科

genus

アシナガアリ属


ITIS

 

Aphaenogaster famelica

Hymenoptera On-Line

 

Aphaenogaster famelica

FORMIS

 

Aphaenogaster famelica

Harvard MCZ

 

Aphaenogaster famelica frontosa Wheeler, 1928

Aphaenogaster famelica ruida Wheeler, 1928


English
2003年英語版に
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アシナガアリ

Aphaenogaster famelica


学 名

Aphaenogaster famelica

原著論文

Smith, F. (1874) Descriptions of new species of Tenthredinidae, Ichneumonidae, Chrysididae, Formicidae, &c. of Japan. Transactions of the Entomological Society of London (4) 7: 373-409.

シノニム

Aphaenogaster famelica F. Smith (F. Smith, 1874) , Aphaenogaster famelica Mayr (Mayr, 1878) , キアリ (松村, 1898) , Stenamma (Aphaenogaster) famelicum Wheeler (Wheeler, 1906) , アシナガフタフシアリ (矢野, 1909) , Aphaenogaster (Attomyrma) famelica Emery (Emery, 1921) , キアリ (太田, 1935) ,

解 説

体長3.5〜8 mm。触角柄節,胸部,脚ともに比較的長い。体色は暗褐色で,頭部,腹部はやや濃色,脚は褐色。前胸背板は表面的な点刻におおわれ,やや光沢をもつものから,はっきりした点刻におおわれくすむものまで変異があり,大きな働きアリではしわをもつことがあるが,側面をおおっても背面をおおうことはない。前胸背板の肩部は角ばらない。中胸背板は点刻としわにおおわれ,やや背方にもりあがるがその程度には変異がある。前伸腹節刺は基方で太く先端は尖り,背方が直線状,腹方が大きくカーブする。
最も普通種で,東日本では平地,西日本では平地から山地までの林縁,林内の土中や石下に営巣する。腹曲げ行動は見られない。染色体数2n=34 (神奈川県丹沢; Imai, 1969)。
なお,口永良部島,トカラ列島に分布する,エラブアシナガアリA. erabu Nishizono & Yamane は本種に似るが,体色が黄褐色,前伸腹節刺が細長い,腹曲げ行動をする点で区別できる。林縁,林内の土中,石下に営巣する。 

分 布

北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島,四国,九州,壱岐,対馬,黒島,種子島,屋久島 ;中国

文 献

  • 渡辺・山根(1992)
  • 西園・山根(1990)
  • 寺山(1999)
  • Ymane, 1996

担当者

渡邊啓文・山根正気