family

アリ科

subfamily

ハリアリ亜科

genus

ハシリハリアリ属


ITIS

 

Leptogenys confucii

Hymenoptera On-Line

 

Leptogenys confucii

FORMIS

 

Leptogenys confucii


English
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ハシリハリアリ

Leptogenys confucii


学 名

Leptogenys confucii

原著論文

Forel, A. (1912) H Sauter's Formosa-Ausbeute: Formicidae. Entomologische Mitteilungen 1: 45-81.

シノニム

コウシハリアリ (楚南, 1939) ,

解 説

体長4.5 mm。体色は暗赤褐色から黒褐色で脚は黄褐色。頭部は縦に細長く,頭盾前縁の突出部は3角形を示す。大あごは細長く,そしゃく縁に歯を欠く。複眼は発達し,側面前方に位置する。胸部は細長く,前・中胸背板はわずかに隆起する。後胸溝は顕著。腹柄節は長く,背面から見て幅は狭い。脚は長く,付節爪はくし歯状。
巣は照葉樹林の石下,落葉下,倒木下などに見出され,1つの巣あたりの働きアリは少なく,せいぜい数十個体である。動作はすばやく,巣を構成する個体を全て採集するのは難しい。職型雌が見られるが,雄アリは有翅で通常のハリアリ類の雄アリと同様の形態を示す。ただし,雄アリの付節末端の爪は櫛葉状となる。 

分 布

九州(鹿児島県佐多岬),南西諸島;台湾

文 献

  • H. Sauter's Formosa-Ausbeute: Formicidae. Entomologische Mitteilungen 1: 45-81.
  • 楚南仁博 (1939). 人家内の蟻類に就いて.附台湾産蟻科目録.台湾総督府博物館創立30周年記念論文集,187-218.

担当者

寺山 守・久保田政雄