2003年英語版に ジャンプします。
|
ハシリハリアリ
|
Leptogenys confucii |
原著論文
|
|
Forel, A. (1912) H Sauter's Formosa-Ausbeute: Formicidae. Entomologische Mitteilungen 1: 45-81.
|
シノニム
|
|
コウシハリアリ (楚南, 1939) ,
|
解 説
|
|
体長4.5 mm。体色は暗赤褐色から黒褐色で脚は黄褐色。頭部は縦に細長く,頭盾前縁の突出部は3角形を示す。大あごは細長く,そしゃく縁に歯を欠く。複眼は発達し,側面前方に位置する。胸部は細長く,前・中胸背板はわずかに隆起する。後胸溝は顕著。腹柄節は長く,背面から見て幅は狭い。脚は長く,付節爪はくし歯状。
巣は照葉樹林の石下,落葉下,倒木下などに見出され,1つの巣あたりの働きアリは少なく,せいぜい数十個体である。動作はすばやく,巣を構成する個体を全て採集するのは難しい。職型雌が見られるが,雄アリは有翅で通常のハリアリ類の雄アリと同様の形態を示す。ただし,雄アリの付節末端の爪は櫛葉状となる。
|
|
|
文 献
|
|
- H. Sauter's Formosa-Ausbeute: Formicidae. Entomologische Mitteilungen 1: 45-81.
- 楚南仁博 (1939). 人家内の蟻類に就いて.附台湾産蟻科目録.台湾総督府博物館創立30周年記念論文集,187-218.
|
|