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アルゼンチンアリ属

Linepithema


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学 名

Linepithema

原著論文

Mayr, G. (1866) Myrmecologishe Beitraege. Sber. Akad. Wiss. Wien, Abt. I, 53: 484-517

シノニム

Linepithema Mayr, 1866

解 説

アルゼンチンアリ(Linephthema)属はいくつかの雄アリ標本に基づいて設立された属で、本属のアリは他のカーストは知られておらず、 Iridomyrmexのシノニムとして取り扱われていた。Shattuck (1992a) は働きアリや雌アリと関連づけられたコロニーを採集し、Linepithema 属の正体を明らかにし、南米産のIridomyrmex 属とよばれていたアリはすべてLinephtema 属に属するとした。それまでのIridomyrmex は非常に大きな属で、現在のルリアリ(Ochetellus) 属もこの属に含まれていたが現在では7つの属に分けられている。
形態的にはIridomyrmex 属とは頭楯の形状によって区別され、Ochetellusとは中胸背板の形状によって区別される。
本属は16種が記載されており、また亜種としては14の名称がリストアップされているがそのうちの大部分はアルゼンチンアリの亜種である。本来の分布は中南米とされているが、2次的な侵入種として有名な本属の一種アルゼンチンアリはほぼ全世界で記録されている。
日本からはアルゼンチンアリ1種が知られている。

文 献

  • Shattuck, S. O., 1992a Review of the dolichoderine ant genus Iridomyrmex Mayr with descriptions of three new genera, Hymenoptera: Formicidae. Journal of Australian Entomological Society, 31: 13-18.
  • Shattuck, S. O., 1992b Generic synopsis of the ant subfamily Dolichoderinae, Hymenoptera: Formicidae. Sociobiology, 21: 1-181.
  • 杉山

担当者