テラニシシリアゲアリ

学　名

Crematogaster teranishii

Santschi, F. (1930) Trois notes myrm残ologiques. Bulletin et Annales de la Soci師? Entomologique de Belgique 70: 263-270.

Crematogaster (Acrocoelia) brunnea st. teranishii Santschi, 1930， テラニシハリブトシリアゲアリ (中野, 1938) ， Crematogaster (Acrocoelia) brunnea st. ruginota var. azumai Santschi, 1941， トビイロハリボソシリアゲアリ (岡野, 1950) ， セスジシリアゲアリ (園部, 1980) ， シリアゲアリ (東・金城, 1987) ， Crematogaster teranishii: Onoyma, 1998，

体長2〜4 mm。体色は褐色から黒褐色。触角べん節のこん棒部は3節。頭盾は縦の細い条刻か点刻があり粗。前･中胸の境界は不明瞭あるいは明瞭で，明瞭な場合は背方から見て中胸前縁は前方に3角形状。前胸は側面と背面とも縦に細く条刻される。中胸背面の前半はほぼ平らで後半で下がり，後半側方で縁どられる。中胸背面中央に，かすかな鈍い縦隆起線がある。中胸側板は全体が点刻される。
後胸溝は明瞭に刻まれ，背面側縁部でも薄板状のもので溝はほとんど妨げられない。前伸腹節刺は細長く，長さは基部の幅の約3倍。腹柄節は長さよりも幅広く，側縁は背方から見て後方で急に狭まる。腹柄節下部突起はほとんど発達しない。後腹柄節背面は中央で縦にへこむ。
樹上性で，枯枝や枯竹茎中に営巣する。

本州，四国，対馬，九州，沖縄本島，石垣島；朝鮮半島