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カクバラアリ
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Recurvidris recurvispinosa |
学 名
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Recurvidris recurvispinosa
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原著論文
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Forel, A. (1890) Aenictus-Typhlatta d残ouverte de M. Wroughton. Nouveaux genres de formicides. Annales de la Soci師? Entomologique de Belgique. Comptes-rendus 34: cii-cxiv.
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シノニム
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Trigonogaster recurvispinosus Forel (Bolton, 1992) ,
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解 説
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体長2 mm。体色は黄色,腹部は頭部や胸部にくらべて多少濃色。頭部は正面から見て四角形で,長さが幅の約 1.1倍。頭部後縁は弱くへこむ。頭盾の前縁は弧をえがき,中央付近はほぼ直線状。大あごは4歯をもつ。先端のものは最も突出し,それに続いて2歯が並び,さらに基方部に先が2山になる歯を備える。触角柄節は頭部後縁をわずかに越え,こん棒部を形成する先端の3節をあわせた長さは残りのべん節の長さの和よりもわずかに長い。複眼は比較的小さく,前方が尖ったしずく形で25前後の個眼からなる。前伸腹節刺は背方から前方に向かって強く弧をえがき,先端は尖る。腹柄節の柄部は比較的長く太い。腹柄節下部突起は先端が下方を向く細長い3角形状。後腹柄節は側方から見て背縁が直線状かゆるやかな弧状。背方から見ると台形で,後端に向かうにつれて幅広くなり,後端の幅は長さの1.4倍。立毛は前胸背板に3対,中胸背板に1本,腹柄節と後腹柄節のそれぞれに2対ずつある。頭部,中胸背面,腹柄節,後腹柄節は鮫肌状で,残りの部分は平滑で光沢をもつ。
インドから中国,台湾にかけて分布し,日本では八重山諸島の石垣島と西表島のみに分布する。林内や林縁部の土中や石下に巣が見られる。まれ。
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分 布
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石垣島,西表島;台湾,中国,ミャンマー,ネパール,インド
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文 献
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- Aenictus-Typhlatta d残ouverte de M. Wroughton. Nouveaux genres de formicides. Annales de la Soci師? Entomologique de Belgique. Comptes-rendus 34: cii-cxiv.
- A review of the ant genus Recurvidris, a new name for Trigonogaster Forel. Psyche 99: 35-48.
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