2003年英語版に ジャンプします。
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タテナシウメマツアリ
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Vollenhovia benzai |
原著論文
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Terayama, M. & Kinomura, K. (1998) Taxonomic studies of Japanese Formicidae, part 3. Genus Vollenhovia Mayr. Nature and Human Activities 2: 1-8.
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解 説
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体長2.5 mm。体色は黄褐色から赤褐色。脚はより淡色。頭幅/頭長は0.83。大あごに6歯を備える。前伸腹節後側縁はゆるやかに弧をえがき突起を欠く。腹柄節下部突起は日本産の本属の種の中では最も小さく,板状の半透明部の高さは九州,屋久島の個体で約 0.02 mm,奄美諸島のもので約 0.03 mmである。後腹柄節は側方から見てほぼ半円状。頭部から後腹柄節までは鮫肌状で,後腹柄節は腹柄節よりも彫刻が弱い。頭部および脚は平滑。頭部および前中胸背面には多くの縦じわがある。
多女王制で,林内の土中や朽ち木中に巣が見られる。奄美大島からは職蟻型女王のコロニーが得られており,これらの関係についてはさらに検討を必要としている。
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分 布
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四国,九州,屋久島,南西諸島(沖永良部島以北)
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文 献
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- Terayama, M. & Kinomura, K. (1998). Taxonomic studies of Japanese Formicidae, part 3. Genus Vollenhovia Mayr. Nature and Human Activities 2: 1-8.
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