2003年英語版に ジャンプします。
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ケブカシワアリ
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Tetramorium kraepelini |
学 名
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Tetramorium kraepelini
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原著論文
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Forel, A. (1905) Ameisen aus Java. Gesammelt von Prof. Karl Kraepelin, 1904. Jahrbuch der Hamburgischen Wissenschaftlichen Anstalten [Mitteilungen aus dem Naturhistorischen Museum] 22: 1-26.
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解 説
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体長2 mm。体色は黄色から黄褐色,腹部はしばしば暗色。触角は12節。触角柄節は短く,頭部後方角にはるかに達しない。頭盾前縁中央はくぼまない。背方からみて,胸部側縁はあまり波うたない。前伸腹節刺は針状で長く上方へ湾曲する。腹柄節丘部後方角は丸い。頭部・胸部表面は不規則な網目状のしわでおおわれる。
本種に非常に近似した種としてBolton (1977) は石垣島より tanakai を記載し,その区別点として体色のパターン (頭部と腹部が暗褐色)と腹柄節丘部の形状 (背縁の長さが高さと等しいかより長い) をあげているが,これらは必ずしも明瞭ではない。ここでは「和名一覧」(日本蟻類研究会, 1988) に従い,tanakai は掲載を保留した。
林縁から草地にかけて生息し,石下などに営巣する。
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分 布
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九州(南岸以南),南西諸島;中国,東南アジア
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