family

アリ科

subfamily

フタフシアリ亜科

genus

シワアリ属


ITIS

 

Tetramorium bicarinatum

Hymenoptera On-Line

 

Tetramorium bicarinatum

FORMIS

 

Tetramorium bicarinatum


English
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オオシワアリ

Tetramorium bicarinatum


学 名

Tetramorium bicarinatum

原著論文

Nylander, W. (1846) Additamentum adnotationum in monographiam formicarum borealium Europae. Acta Societatis Scientiarum Fennicae 2: 1041-1062.

シノニム

Formica bicarinata Nylander (Nylander, 1846) , Tetramorium guineense (Fabricius, 1793) sensu Mayr (Mayr, 1862) , ハラグロイエアリ (松村, 1910) , タイワンヒメアリ (素木, 1916) , タイワンシワアリ (楚南, 1939) , Tetramorium bicarinatum Bolton (Bolton, 1977) ,

解 説

体長3mm。体色は頭部から後腹柄節は黄色ないし黄褐色,腹部は暗褐色で明瞭な2色性を示す。頭盾前縁中央はくぼむ。触角は12節。触角柄節は頭部後方角にほとんど達する。前伸腹節刺は針状で長く上方へ湾曲する。頭部から後腹柄節にかけて表面は不規則な粗い網目状のしわでおおわれる。キイロオオシワアリに類似するが,頭部背面の体毛は全体により短く,腹部は頭部や胸部に比べ明らかに暗色,また腹柄節丘部の後面は前面より高くなることはない。
草地,海岸の砂浜など,キイロオオシワアリに比べより乾燥し比較的開けた場所に生息し,石下,倒木下などに営巣する。かつては学名は guineenseとされていた。分布は広いが東南アジアが起源とされる (Bolton, 1977)。 

分 布

本州(南岸以南),四国,九州,屋久島,南西諸島,小笠原諸島;アフリカを除く汎熱帯,汎亜熱帯

担当者

緒方一夫・小野山敬一