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アリ科


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クシフタフシアリ亜科

Pseudomyrmecinae


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学 名

Pseudomyrmecinae

解 説

腹柄は2節よりなり,後腹柄節は残りの腹部と明瞭に区別されるという点で一見フタフシアリ亜科のアリに似るが,複眼が大きく,頭盾の後方部は額隆起縁間までのびない点,脚の付節の爪に歯状突起をもつ点などで区別できる。働きアリでは単眼と複眼が発達し,体は細長く,前伸腹節が胸部の他の部分より隆起している。前伸腹節刺はない。触角は雄アリ,雌アリ,働きアリとも12節である。
植物体の空洞などに営巣し,行動は一般に敏速で樹上性の種が多い。2属より成るが,熱帯アフリカ区,東洋区,オ−ストラリア区などの旧世界にはナガフシアリ属(Tetraponera)が,新大陸にはPseudomyrmex属が分布する。種によっては特定の植物と共生関係にある。刺針が発達しており,刺されると,鋭い痛みを感じる。

担当者

緒方一夫