もどる | もくじ | すすむ

アリの牧場

虫を育てて蜜(みつ)をもらう

 アリが、アブラムシやカイガラムシなどの幼虫の世話をしていることがあります。これらの虫は、甘(あま)い汁(しる)を出すので、アリは食べずに世話をするのです。アリの世話を受けているかぎり、ほかのてきから守られています。

アブラムシを飼(か)う

 アブラムシのことをアリの牛という人もいる。アリは、アブラムシから甘(あま)い汁(しる)をもらうために、汁のよく出る木の芽に運んでやる。

▼アブラムシの引っこしを手伝(てつだ)うアメイロアリ


カイガラムシから餌(えさ)をもらう

 カイガラムシも、アリが飼(か)っている虫のひとつだ。甘(あま)い汁(しる)をもらうかわりに、寄生(きせい)バチを追いはらったり、甘い汁のよく出る所に運んでやたりする。

▼カイガラムシの汁(しる)を吸(す)うアメイロアリ



シジミチョウの幼虫(ようちゅう)を飼(か)う

 クロシジミの幼虫は、クロオオアリが好(す)きな甘(あま)い汁(しる)を出す。この幼虫は、クロオオアリの巣(す)の中につれてこられ、幼虫のあいだアリたちの世話を受ける。

▼クロシジミの幼虫をかうクロオオアリ



▼バラについたアブラムシから蜜(みつ)をもらうトビイロケアリ



もどる | もくじ | すすむ