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アリの冬ごし

冬は巣穴(すあな)の出口が閉(と)じられる


 秋が深くなり、外が寒くなると、アリたちは暖(あたた)かい所をもとめて、巣の深いところにもぐっていきます。草むらのヤスデや、トビムシが、巣の浅(あさ)い所で冬ごもりすることもあります。出口は、自然(しぜん)に土や砂(すな)などで閉じてしまいます。



巣(す)中で冬をこす

 土の中にすむアリは、巣の深い所で冬をこす。木の皮の下、草木の中、木の根元のすき間など、寒さのきびしくない所に集まって、冬をこす種類(しゅるい)もある。

冬ごしの間は食事をしない

 ほとんどの種類(しゅるい)のアリは、冬の間餌(えさ)を食べない。秋に蓄(たくわ)えた脂肪(しぼう)でひと冬をこす。でも、クロナガアリは、秋に草の実をたくさん巣(す)の中の倉庫(そうこ)に蓄えて、冬の間は巣の中でくらす。

ふつうのアリは冬の間は食事をしない。

クロナガアリは冬の間も食事をする。


▼くち木の中で冬ごしをするトビイロケアリ




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