アリの家族 |
羽(はね)のはえたむすめアリ(雌アリ)は、1つの巣(す)にたくさんいるが、結婚(けっこん)をして羽を落した母アリは、1つの巣に1匹だけだ。1つの巣にいるアリは、すべて兄弟姉妹ということになる。
▲結婚飛行(けっこんひこう)を終えたクロオオアリのむすめアリ(雌アリ)
むすこアリ(雄アリ)は、年に1度だけあらわれて、巣(す)の中で結婚(けっこん)の日をまっている。結婚が終わると、巣にもどらず死んでしまう。巣の中では、ふだんは見かけない。 ▼結婚飛行(けっこんひこう)のため出てきたクロオオアリのむすこアリ(雄アリ) |
▲クロヤマアリの生(う)まれたばかりの働(はたら)きアリ
クロヤマアリの働(はたら)きアリは、まだ色がつかないうちに、まゆ(繭)を食いやぶって、はだかの蛹(さなぎ)にしてしまうことがある。すると、生まれたばかりは、まだ体が色づかずに白いアリだ。白い働きアリも、巣の仕事をてつだう。
クロオオアリのさなぎは、体が黒くなってから、まゆ(繭)から出てくるので、黒い色で生まれてくる。働(はたら)きアリは少しすると、巣(す)の中の仕事をてつだう。 ▼生(う)まれたばかりのクロオオアリの働(はたら)きアリ |