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アリの結婚(けっこん)

結婚飛行(けっこんひこう)の準備(じゅんび)
 結婚飛行が近づくと、巣口(すぐち)ではあわただしく働(はたら)きアリが出入りする。むすこアリ(雄アリ)も頭を出すが、まだ早すぎると、働きアリに足をくわえられて巣にもどされる。



▲むすめアリ(雌アリ)、むすこアリ(雄アリ)が出てきたクロオオアリの巣(す)


高い場所からとび立つ
 とうとう、おさえきれないようにむすこアリ(雄アリ)が巣口(すぐち)からとび立った。でもお腹の大きなむすめアリ(雌アリ)は、重くてなかなか飛(と)び上がれない。草の茎(くき)などに登り、高い場所から飛び立つ。



▼葉の上からとび立つクロオオアリのむすめアリ(雌アリ)


むすめアリ(雌アリ)は羽(はね)を落して巣(す)を作る

▲結婚飛行(けっこんひこう)がすんで死んだむすこアリ(雄アリ)

 1時間ほどたつと、結婚(けっこん)が終わったむすめアリ(雌アリ)は地上におりて羽を落し、むすめから母親(女王)になるしたくをする。むすこアリ(雄アリ)はやがて死に、アリや小鳥の餌(えさ)になる。
▼地上におりて羽(はね)を落したむすめアリ(雌アリ)



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