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アリの巣(す)

土の中に4mもある巣(す)を作る

 クロナガアリは、世界一深い巣を作るアリです。深さは約4m。深い土の中は、一年中ほとんど同じ温度なので、冬でも幼虫が育ちます。夏は涼(すず)しく、冬は暖(あたた)かい、すごしやすいすみかです。部屋には、秋に集めてきた草の実が、蓄(たくわ)えられています。








食料を入れておく部屋やごみをすてる部屋もある

 クロナガアリの巣(す)には、たくさんの部屋がある。部屋は、幼虫(ようちゅう)を育てる幼虫室、食料庫、ごみすて場、母アリの部屋と、きれいに分かれている。部屋の温度によって、働(はたら)きアリは、幼虫をすごしやすい部屋に移(うつ)してやる。(母アリ=雌アリ=女王アリ)。










▼ごみすて場

▼幼虫室

▼食料庫 皮がむいてある。

▼母アリの部屋。大きいのが母アリ


パワーシャベルでアリの巣(す)探検(たんけん)
 カメラマンの栗林さんが、クロナガアリの巣を探検したのは、これが3回目だ。 クロナガアリの巣が、完全にカラー写真で写(うつ)されたのは、左上の写真がはじめてだろう。 ▼はば4m、深さ4mの大きな部屋を掘(ほ)った。

アリの巣(す)に向かって、土をけずる。 部屋が見えると、すばやく撮影(さつえい)する。



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