| アリの食事 |
![]() | 蜜(みつ)を集めて胃にためる |
アリは、甘(あま)い液体の餌(えさ)は、素嚢(そのう)に吸(す)いこんで運びます。素嚢がふくらむと、腹板(ふくばん)の間の膜(まく)がのびて、しまもようの大きな腹(はら)になります。巣(す)にもどって仲間(なかま)に餌を分けてやると、素嚢がからになるので、また外へとび出します。
▼花の蜜(みつ)を集めるクロオオアリ
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花にくるのは、ハチやチョウだけではない。アリも、花や木の葉や芽のつけ根にある蜜腺(みつせん)から出る甘(あま)い蜜を集めたり、木の皮のむけたあとから出る甘い汁(しる)を集めたりする。
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▼アブラムシの出す蜜(みつ)を吸(す)うアミメアリ
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アブラムシやカイガラムシは、木の汁(しる)を吸(す)い、養分をとった残(のこ)りの甘(あま)い蜜を腹部(ふくぶ)の先から出す。アリは、アブラムシやカイガラムシの腹部の先を、触角(しょっかく)でトントンとたたいて、甘い蜜を出してもらう。
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