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アリの食事

1日に2400匹(ぴき)の虫を巣(す)に運ぶ

 エゾアカヤマアリの大きなアリ塚(づか)では、1日に約2400匹(ぴき)の虫を集めると言われます。そのほとんどが幼虫の餌(えさ)になります。食べ残(のこ)した虫のからを外に運び出すアリもいます。また巣(す)の部屋のひとつを、ごみすて場にするアリもいます。

仲間(なかま)どうしで一緒(いっしょ)に運ぶ

 大きな餌(えさ)を見つけると、巣(す)に戻(もど)って仲間の働(はたら)きアリを呼(よ)んでくる。帰るときに、臭(にお)いの道しるべをつけていくので、まちがえずに、餌場(えさば)にもどってこられる。

▲共同でクモを運ぶオオズアリ

巣の近くにコオロギの死がいがあった。
キイロシリアゲアリの虫運び

 大あごでコオロギの死がいに食いついて、後ずさりしながら運ぶ。巣(す)の方に、たくさんのアリが集まるので、最後には餌(えさ)は巣に引きずられていく。

1分後に、働(はたら)きアリが見つけた。 3分後。巣(す)から仲間(なかま)が集まってきた。 5分30秒後。ぞくぞくと仲間が集まってくる。

10分後。巣の方へ少しずつ動き始める。 30分後。反対から引くのもいるが、巣のがわの方が多いので巣の方へ引かれる。

35分後。巣の入口まで運ばれてきた。 1時間後。巣口(すぐち)で餌(えさ)をばらばらにした。 48時間後。入口も広げてようやく入れられた。



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