Prenolepis属名はMayrによって1861年に設立されたが,Emery(1925)がヤマアリ亜科の整理を行うまでは,今日Paratrechina属とされているアリ類を多く含んでいた。したがってかつてPrenolepisとして記載された種の大部分は現在Paratrechina属へ移されるべきであるが,東洋区のPrenolepis属とParatrechina属はほとんど未整理のままになっている。
生態については北アメリカ産のimparisについてしか調べられていない。この種は直接地中に営巣することが多い。植物やアブラムシからの液汁を主な食物とし,しばしば膨張した腹部になる。また,零度近い低温下でも活動することで知られる(Creighton, 1950)。
ヨーロッパ南東部からアジアに10数種,北アメリカに1種が分布する。日本には未同定種1種が分布する。
解説者:森下 正明・小野山敬一