属解説
カタアリ亜科/コヌカアリ族
働きアリの体長は1.5〜5mm。複眼の大きさは中程度で,頭部のほぼ中央か少し前方に位置する。触角の節数は12節。大あごはやや細長い。PFは6,4。胸部は頭部よりも幅狭く,前胸は中・後胸より少し幅広い。前中胸縫合線と後胸溝は明瞭。前伸腹節の背面部は短い。腹柄節はコブ状にはならず,小さくかつ腹部第1節がおおいかぶさるので,ほとんど見えない。腹部は4節までが外見上認められる。肛門開口部は下方に位置する。
枯枝,腐倒木,腐切株,土中に営巣し,樹上や草上,また地下で活動する。主な餌は花蜜などの液体状のもののようである。
寒帯・亜寒帯を除き世界に広く分布し,約30種が記載されているが,未記載種がかなりあると考えられる。日本では記載種1種のほかに,以前は T. indicum と同定されていた学名未決定種1種の2種が生息する。「和名一覧」でオキナワコヌカアリとして区別していたものはコヌカアリと同種と思われる。
解説者:小野山敬一・寺山 守
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