属解説

ヒメサスライアリ属 Aenictus

サスライアリ亜科/族


 中型から小型のアリで,体色は黄褐色から赤褐色。通常複眼を欠き,触角は10節。前中胸縫合線は背面では消失しているか,あっても不明瞭。後胸溝は多少とも明瞭。腹柄は2節からなる。

 もっぱら他のアリの巣を襲い幼虫や蛹を略奪する。雄アリはしばしば灯火に集まったところを採集される場合が多く,そのため雄アリのみに基づいて記載されている種も多い。約50種ほどが知られており,そのうち30種以上はインド,東南アジアなどの亜熱帯・熱帯アジアに産する(Wilson, 1964)。日本ではヒメサスライアリ1種のみが分布する。

解説者:寺山 守


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