ウロコアリ族の中ではウロコアリ属についで種数が多く,現在約100種が記載されており,世界中の熱帯から温帯に分布する(Bolton,1983)。本属は Brown(1948)により設立されたが,その後含まれていたいくつかの亜属は独立したり,残りも亜属としての取り扱いをしなくなったり,また他の属との中間的な特徴を持つ種がいくつも記載された結果,属としての特徴はかなり曖昧となっている。近縁属を含め,将来分類学的な再検討が必要とされる。
日本産の本属は8種が区別される。「和名一覧」では学名決定種を3種あげたが,Ogata(1991)は leptothrixを追加した。これは「和名一覧」でのケブカウロコアリにあたる。したがって,学名未詳種は4種となった。多くは照葉樹林の林床の土中や腐朽木中に営巣し,まれ。
解説者:緒方 一夫・小野山敬一