属解説
アミメアリ属 Pristomyrmex
フタフシアリ亜科/カドフシアリ族
働きアリの体長2〜4mm の中型のアリ。頭部は丸く,長さと幅がほぼ等しい。触角は11節からなり,末端の3節はこん棒部を形成する。大あごのそしゃく縁の先端に発達した2歯をもち,基方に数歯をもつ。額隆起縁がほとんど張り出さず,そのために触角挿入部が裸出する。複眼の大きさはやや小型から中程度。頭盾にはふつう中央に隆起線があり,前縁には数対の小突起をもつ。小あごひげは1〜5節,下唇ひげは3節からなる。胸部は前後に短く,前胸の前方は縁をつくる。また前胸側縁付近に突起をもつ種が多い。前伸腹節刺をもつ。後胸腺出口の下は,後脚基節を受け入れるような形にへこむ。腹部に毛はないかきわめてまばら。
本属は約40種を含み(Bolton,1981),エチオピア区に5種(Bolton,1981),マダガスカル区に2種(Brown,1971),オーストラリア区に6種(Taylor,1965,1968b),残りの20数種が東洋区に分布する。東洋区の種類については分類学的に未整理のままである。日本にはアミメアリとトゲムネアミメアリの2種が分布する。
解説者:寺山 守・小野山敬一・久保田政雄
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