フタフシアリ亜科/ムネボソアリ族
大部分の種は裸地や草地等の開けた環境の土中に営巣するが,樹木の朽ちた小枝内,あるいは枯れ草の茎内に営巣するものもある。雄アリにおいて,無翅雄だけの種と,有翅と無翅の2型がある種が知られている。
旧世界の熱帯,亜熱帯を中心に約40種が分布しており,一部は旧北区にも見られる(Bolton,1982)。中には北米や太平洋の島々に人為的に分布を拡大した種,例えば nuda,wroughtonii,emeryi も見られる。新世界から記載された種もあるが,これらも旧世界からの移入種である可能性が高い。
日本からは3種が確認されているが,今回さらにヒヤケハダカアリとウスキイロハダカアリの2種を加え,学名決定種2種,未詳種3種の計5種を取り扱う。いずれも暖帯以南に見られる。
解説者:寺山 守・山内 克典・森下 正明