頭盾前縁は前方に著しく突出し,触角柄節は長く,頭部後縁を越える。複眼は通常よく発達する。大あごは頭盾に覆われることはないが,様々な形を呈し,亜三角形,短い直線状もしくは伸長して鎌型となるものもある。一般に歯はあまり発達しない。前・中胸背板は多少とも隆起する。中脚と後脚には針状とくし歯状の脛節刺がそれぞれ2本づつあり,付節末端の爪がくし歯状になる種が多い。腹柄節の形状は種によって大きく異なり,縦に長いものから短いものまで様々である。
多くは森林性で林床の朽ち木や石下,落葉層に営巣する。肉食性で倍脚類や等脚類,シロアリなどの林床性節足動物を餌としている(Wilson, 1958a; Bolton, 1975)。コロニーの構成個体数は数十から数万と種によって異なり,特に熱帯域に分布する種では個体数の多いものが多い。
世界中の熱帯・亜熱帯に広く分布し,特に熱帯には種が多い。これまでに約280の種,亜種,変種が記載されているが,最終的には175種前後に整理されると見積られている(Bolton, 1975)。日本からはハシリハリアリ(L. confucii)の他,L. chinensis の記録があるが(Dalla Torre, 1893),後者の分布は疑問視されており,「和名一覧」同様ここでも除外した。
解説者:寺山 守・久保田政雄