属解説

ハリアリ属 Ponera

ハリアリ亜科/ハリアリ族


 黄色から黒色の中型から小型のアリで複眼は小さい。大あごの歯は先端部で3〜4個,それに続いて数個の小歯がある。大あごの基部背側面に小孔はない。中脚と後脚の脛節に1本のくし歯状の脛節刺がある。中脚脛節外面に頑強な剛毛はない。腹柄節下部突起の前方部には透ける“窓”(光が透過できる小孔)があり,後端には通常1対の刺状の小突起がある。

 ニセハリアリ属(Hypoponera)との区別が難しい場合があるが,幼虫の背部には,きのこ(ドアノブ)状の突起が3対ある点や,PF=2,2である点で区別される。

 インド・オーストラリア区を中心に分布し,世界で約30種ほどが記載されている。石下,腐倒木,土中に営巣する。日本では記載種3種のほかに,学名未詳種5種が生息する。

解説者:小野山敬一・寺山 守


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